漁師

 どんな仕事?

沿岸、沖合い、遠洋。海に出て魚介藻類を獲る仕事

漁師といっても、浜により、地域により漁法が異なります。また漁業は大きく3つに分けられ、一つは陸地の近くで漁をする「沿岸漁業」、陸地からそう離れていない日本の沖合いで操業する「沖合い漁業」、赤道直下の南太平洋や南アフリカ沖など、外洋まで出向き1年以上の歳月をかけて漁をする「遠洋漁業」があります。厳しい自然を相手に、世界で一番多くの魚介藻類を食べているという日本人の胃袋を満たすのが漁師の仕事です。

 こんな人に目指してほしい

厳しい自然と戦う体力と根気。若者の新しい力に期待

職場は海。厳しい自然と戦う漁師の資本は体力です。一人前になるまでには最低3年かかるといわれ、粘り強さと根気も必要。馴れるまでは船酔いも酷いといいますから、それなりの覚悟が必要です。仕事はきついですが、漁によっては働きに見合う充分な賃金報酬があります。一方で「新しいことにも積極的に取り組んでいかなければ、これからの漁師はやっていけない」と語る人もいます。食糧自給率が低くなっている現在、漁村では若者の新しいエネルギーとアイデアに期待しているのです。

 漁師への道

専門学校に進み就職。
卒業後すぐ弟子入りも

水産高校や水産学科のある大学に進み漁業会社や水産会社に入社する方法があります。しかし漁師になるには必ずしも学歴や資格が必要なわけではありません。漁業を営む人の多くは家族経営のため、卒業後すぐに弟子入りするのもめずらしいことではありません。将来的には船舶免許などが必要となってくるでしょう。

この職人がつくるモノ・コト —–
このワザに関わる資格 船舶免許 海上特殊無線技士(3級程度)
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